ギター歴25年、初心者ギター教室の講師をしているウーティーと申します。
ギターを始める際の最初の一本におすすめのギター
YAMAHA FS820
値段でいうと32000円くらいのギターですが、2022年5月の時点で30000円を切る値段で購入することができます!
初心者の方にもわかりやすく説明していたいと思います。
では参りましょう!!!
YAMAHA FG/FS シリーズ
FG/FSシリーズは種類がたくさんあるので一覧を表にまとめました。
FGシリーズ(大きい) | FSシリーズ(小さい) |
---|---|
FG800 | FS800 |
FG820 | FS820 |
FG830 | FS830 |
FG840 | FS840 |
FG850 | FS850 |
FGシリーズとFSシリーズの違いをすごく簡単にまとめると、
- FGシリーズとは大きなサイズのギターで音が大きく低音が響きやすい。
- FSシリーズはコンパクトで弾きやすいギターで低音から高音まで音がバランスよく響く。
また、数字が大きくなるほど値段が上がります。
今回は、
一番ちょうどいい値段で
いい音の響きで
コンパクトで弾きやすい
FS820
をご紹介したいと思います。
FG/FSシリーズの違いを詳しく知りたい方はイシバシ楽器さんのブログで分かりやすい表があるので参考にしてください。
FS820の概要
裏・側板にマホガニーを採用。あたたかみのあるパワフルなサウンドと豊富なカラーバリエーションが魅力。くびれの深い薄くコンパクトなボディが圧倒的な弾きやすさを実現。コードストロークにもフィンガー・ピッキングスタイルにも対応できるモデルです。
・くびれの深いコンパクトなボディシェイプ
・表板はスプルース単板
・裏・側板はマホガニー
・新開発スキャロップドブレイシング
・あたたかくパワフルなサウンド
YAMAHA公式サイト
初心者の方にもわかりやすく簡単に説明いたします。
表板はスプルース単板、裏・側板はマホガニー
一般的にギターのボディーは
正面の穴が開いている面を表板(トップ)
横のくびれている面を側板(サイド)
裏側の面を裏板(バック)
と呼ばれています。
YAMAHA FS820の表板はスプルース単板、裏・側板にマホガニーを使っています。
表板のスプルース単板とはよく振動していい音を出してくれる板の事です。
高いギターにも使われています。
裏・側板のマホガニーとは中音域が出る暖かく優しい音を奏でる材質です。
なのでこのギターは、あたたかみのあるパワフルなサウンドを奏でてくれるのです。
豊富なカラーバリエーション
カラーバリエーションが充実しています。
こんなに素敵な色がたくさん!!!
僕には選べません。。。
ただ色によって値段が少し違ってきます。
色によって値段が違うのですが、色によって音が変わることはありません。
物理的に言うと塗装の違いによって若干音が変わるのですが、それは超人的な耳を持っている人だけがその違いを感じることが出来るでしょう。
要するに音は変わりません!!!!!!
個人的には一番左のオータムバースト(AB)が好きです!!!
自分の好きな色を選びましょう!
カッコいいギターはモチベーションが上がるので上達の近道にもなります!
僕は寝ているときにも自分のギターを見たくなって、わざわざ起きて電気をつけてギターを眺めて眠れなくなるということをたくさん経験しました。。。
それくらいカッコいいギターというのは見ているだけでも幸せな気分にさせてくれます!
そんなギターで練習できれば上達間違いなしですね!!!
くびれの深いコンパクトなボディシェイプ
これは見た目通りでボディーのくびれが美しいですね!
このくびれにあこがれる女性も多いのではないでしょうか?
冗談はさておき、
ギターのボディーには大きく分けて二種類のタイプがあります。
- あまりくびれがないドレットノート(ちょっとぽっちゃり)
- くびれがしっかりとあるフォークタイプ(美しい曲線)
この二種類をよく見ると大きさもスタイルも結構違うのがわかります。
あなたはどちらがタイプですか???
ドレットノートの方が定番のギターですね!
ちなみに、ドレットノートとはマーティンというギターのブランドがつけた名前なので、YAMAHAはトラッドウエスタンタイプと呼ばれますが形と大きさは一緒です。
この二種類の違いをまとめると、
ドレットノート(FGシリーズ) | フォークタイプ(FSシリーズ) |
---|---|
音が大きく、低音が強い | 低音から高音までのバランスが良く、細かい演奏もできる |
大きく感じるが弾きにくくは全くない | ボディーがコンパクトで弾きやすい |
フォークタイプは音のバランスがいいので細かいプレイにも適しています。
ボディーもコンパクトなの非常に持ちやすく弾きやすいギターです。
ドレットノートは生音でも大きな音が出るのでジャカジャカとギターを弾きたい人に向いています!
ボディーは大きく感じるのですが、決して弾きにくい訳ではありません。
フォークタイプが割と弾きやすいだけでドレットノートは普通に弾きやすいです。
ただ、小柄な女性やお子様にはフォークタイプの方がおすすめです!
結局ギターを頑張って練習して慣れてしまえば、フォークタイプもドレットノートも弾きやすく感じるはずです!
最初のうちは弾きやすいフォークタイプをおすすめします!
音の違いでいうとドレットノートの方が迫力があるのですが、ものよってはフォークタイプでも音に迫力があるものがあります。
いわゆる音の響きが良いギターですね!
そして、このYAMAHA FS820は音の響きがめちゃくちゃいいです!
コンパクトなのにこれほどの音の響きは驚きの作りです!
その秘密はスキャロップドブレイシングという木材の加工の仕方にあります。
名前だけ聞くとなんのこっちゃわからないし全くもって初めて聞く言葉ですね。
簡単に言うと、
ギターの表版(トップ)の裏側の構造に一工夫入れて音を響きやすくしている技の名前です。
この技によってこのギターは響きが良いのです!
弾いてみればこの響きの良さがわかります!
YAMAHA FS820はコンパクトで弾きやすいのにパワフルな音がでるすごいギターです!
初心者用ギターの値段の相場
初心者用ギターだと相場は大体5千円~4万円です
ただ気を付けたいのがあまり安いギターを買うと後で後悔する可能性が高いです
もちろん最初は練習がメインなので安いのでも構わないのですが、後々に響きます。
例えば、
- 作りが荒いギターを買ってしまうと、あるポジションで弾くと何か引っかかるような感覚がある
- 弦の高さやネックの太さが手に合わない
- 見た目に飽きてくる
- 音が全然響かない
などの欠点が見えてきます。
なのであまり安いギターはお勧めしません。
どれくらいが安いギターかと言いますと、
2万円以下くらいですね。
ではどれくらいが一番ちょうどいいギターを買える値段かと言いますと、
3万円~4万円です!
この金額が一番ベストな金額です!!!
安いギター | 安くはないギター |
5000円~20000円 | 30000円~40000円 |
2万円~3万円のギターは微妙なラインですね。
例えば、2万3千円のギターを買うなら思い切って3万円のギターを買った方が良いものが手に入ります!!!
YAMAHA FS820はちょうどいい値段のギターですね。
この値段でこのクオリティーなら最初の一本に選んでも絶対後悔はしません!!!
まとめ
YAMAHA FS820
- コンパクトで弾きやすいのにパワフルな音を奏でる
- さらに細かい演奏にも適している
- カラーバリエーションが豊富なので自分の好きな色を選べるし、見た目もカッコいい(くびれ最高)
- カッコいいギターは上達の近道
- 値段もちょうどいい
是非参考にしてみてください!
最後までお付き合いいただきありがとうございました!
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